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部長日記13 プレガバリンとデュロキセチン

3月 25th, 2010

春めいたかと思うと寒風吹きすさび、イソップの童話さながら弄ばれているような北国の春三月、大阪で催された糖尿病学会「糖尿病学の進歩」シンポジウムに行ってきました。末梢神経障害には不快なしびれ感や痛みがつきもの、糖尿病神経障害はその代表的疾患で、我が国だけで百万人を越す患者が苦しんでいます。病的疼痛発生の機序が徐々に明らかになるにつれ、昨今は神経障害性疼痛治療薬の開発が盛んになり、ごく最近、米国FDAで「プレガバリン」と「デュロキセチン」の二剤が神経障害性疼痛治療薬として始めて認可されました。小生プレガバリン開発に責任者の一人として関与したので、両剤のお話をしてきたわけです。この両剤は我が国でも近々導入が検討されており、関係者の期待はとても大きい訳ですけれど、どんな場合に最も効果があるかは色々な場面で使ってみないと分かりません。即効性はプレガバリンが、副作用的にはデュロキセチンに軍配が上がるのでは?というのが現時点での小生の感想です。

1003糖尿病学の進歩

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