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論文発表

8月 10th, 2009

三木先生の論文がActa Neuropathol に掲載されました。

Hippocampal sclerosis with four-repeat tau-positive round inclusions

in the dentate gyrus: a new type of four-repeat tauopathy         

○三木康生(Yasuo Miki Fumiaki Mori Emiko Hori Mitsuomi KaimoriKoichi Wakabayashi

  Acta Neuropathol (2009) Jun; 117(6): 713-8

 

海馬硬化は海馬の選択的神経細胞の脱落とグリオーシスと定義され、タウオパチーを含む多くの病因でおこる。我々は鬱病を臨床的に呈した78歳の女性例を経験し、剖検で海馬CA1-CA3にほぼ完全な神経細胞の脱落と著明なグリオーシスを認め、海馬歯状回に大量の神経細胞質内封入体を伴っていた。封入体はわずかに好塩基性で嗜銀性陽性の円形封入体であり、ピック小体に形状が酷似していた。しかし、ガリアス‐ブラーク染色陽性、4-リピートタウ陽性、3-リピートタウ陰性そしてユビキチン陰性であった。我々の知る限りでは、本例における組織病理学的特徴は過去に報告のある海馬硬化や4-リピートタウオパチーのいずれとも異なる結果であった。本例は海馬硬化を呈する4-リピートタウオパチーの新たなバリアントである可能性があるため報告した。

 

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