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部長日記 2011.10.11   村上千恵子先生のケースレポートがLancetに

11月 2nd, 2011

村上千恵子先生が書かれたケースレポートが Lancet 誌にアクセプトされました! LancetのCase Report欄は世界中の臨床家がしのぎを削って掲載を競う超激戦区.毎週1例だけの掲載で,その受理率は数十分の一とも数百分の一とも云われ,投稿された論文のほとんどが“Sorry!”の一言で送り返されるといって過言でありません.一部の専門家好みの視野の狭い論文は決して採択されず,一見ありふれた徴候の背後に隠された医学の原理を研ぎ澄まされた感覚で鮮明に描き出したと認められた論文のみが掲載を許されます.そのような1例経験の共有が世界中で沢山の患者を救うきっかけになるような.それが30点以上と云う高いインパクトファクターを生み出しているのでしょう.Natureへの研究論文掲載がscientistの証であるように,Lancetにケースレポートが採択されることは確かな眼を持った一流のclinicianとして認められたことにほかなりません.日ごろから1例1例をしっかりと見つめる.その積み重ねから珠玉のケースレポートが可能になります.NatureもLancetも,受理前に著者の過去の論文,症例報告に関する厳しいチェックがはいりますが,村上先生の報告に即座に反応したLancet編集者の慧眼,さすがです.今年中には出ると思います.内容はお楽しみに.

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