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部長日記14 新しい年のスタートにあたって

1月 19th, 2011

今年は新年早々から雪が多くなっていますが、昨年は我々にとってまさに「今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)」(家持)の年でした。まず、4月から今、船水両Dr、秋から自衛隊八戸駐屯地の冨樫Drが加わって、人員的に格段に充実しました。臨床研究も成果があがり、臨床神経生理学会のベストポスター賞、臨床神経学、末梢神経学会誌、EEG journalへの演題推薦など、いろいろな受賞がありました。変ったところでは三木Drが弘大学長賞を受賞しましたが、これは弘大全大学院生中ダントツの英文論文執筆実績によるもので、社会人大学院生として初の快挙です。彼に続いて西嶌、上野、羽賀、今の4Drが社会人大学院生となって各々独自の研究をスタートし、今年は早くも成果が現れ始めそうな嬉しい気配が漂っています。4月からは船水Drが弘大病理学大学院生として癌性神経障害の研究を開始する予定です。これは昨秋当科を訪れたCopenhagen臨床神経生理学のC. Krarup教授の講演に触発された研究主題。さらに春には米国 Case Western Reserve Universityから木村珠喜Drも帰国です。当科の臨床・専門医教育パワーは一段と強化されます。

設備関係のニュースでは、最新型筋電計・誘発電位マシンが2機種入ることになりました。電気診断力がアップし、末梢痛覚電位の臨床応用研究が可能になります。当科専用最新鋭頸動脈エコーマシン導入も決まりました。病院当局の格段の配慮に心から深謝する所存です。昨年の診療実績統計は今後徐々に明らかになるでしょうが、総回診責任者としての小生の仕事量は、着任時の倍、昨年度の20~30%増状態で息切れしそうです。週1回だった写真見せは、ついに毎日実施になりました。ことほど左様に県病神経内科は良い方向に向かって嬉しくも劇的な様変わりが続いています。冨山先生の活躍で病診連携もどんどん進んでいます。

個人的には内分泌内科の協力で集めたデータをもとにBabaの糖尿病神経障害NCS grading criteriaというものを提案し、初夏の糖尿病学会総会で特別講演させていただくことになりました。共同研究者のみならず、口うるさい同業電気屋さんたちK先生やS先生、A先生などからもご賛同をいただけたので、今年はBabaのNCS Criteriaを世界基準として認めてもらう準備年になりそうです。

県病全体の改革も順調に進んでいます。当神経内科の役割は世界レベルの県立病院を作るための牽引車になることです。臨床研究、症例検討ケースの一流雑誌への掲載など、今年も当科にとってGood Newsが沢山あるのではないかと期待しています。

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