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論文発表- Neuropathology-

1月 14th, 2011

あけましておめでとうございます。 新年早々、青森は 大雪にみまわれています。

三木先生の論文がNeuropathology誌にacceptされました。
Accumulation of histone deacetylase 6, an aggresome-related protein, is specific to Lewy bodies and glial cytoplasmic inclusions
●三木康生(Yasuo Miki, Fumiaki Mori, Kunikazu Tanji, Akiyoshi Kakita, Hitoshi Takahashi and Koichi Wakabayashi)
Neuropathology 2011 (in press)

【要約】ヒストン脱アセチル化酵素 6 (HDAC6) は、異常蛋白の除去に関係するアグリゾームの形成に働きに関わる。川口らはHDAC6がレビー小体に蓄積すると報告した。そこで、我々は 様々な神経変性疾患においてHDAC6が封入体形成に関与しているかどうかを検討した。
そこで、パーキンソン病(PD)7例、 レビー小体型認知症(DLB)5例、多系統萎縮症(MSA)5例, アルツハイマー病5例, ピック病4例, 進行性核上麻痺4例, 皮質基底核変性症4例, 筋委縮性側索硬化症5例, 前頭側頭葉変性症 5例, マシャド・ジョセフ病3例, 歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症3例, ハンチントン病3例, そして正常例7例を、抗HDAC6抗体を用いて免疫組織化学的および免疫電顕的に評価した。  
正常例の神経細胞およびグリア細胞の胞体は抗HDAC6抗体で微かに染色された。PDやDLBではほぼ全例で皮質型、脳幹型、末梢神経のレビー小体(LBs)は抗HDAC6抗体強陽性であった。さらに、MSAでも大多数のグリア細胞内封入体(GCIs)が 抗HDAC6抗体陽性であった。免疫電子顕微鏡ではHADC6反応物質がLBsやGCIsに限局していた。一方、その他疾患の封入体は抗HDAC6抗体陰性であった。
HDAC6の蓄積はαシヌクレイノパチーに特異的であり、これらLBsやGCIsは異常蛋白に神経保護的に作用する可能性がある。

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