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Archive for 4月, 2016

Dr. Baba’s sentimental journey to London

4月 22nd, 2016

4月初め、ロンドンのNational Hospital NHQS主催のLeading Edge Neurology 2016なるセミナーに出るためロンドンに行ってきました。自分のサブディヴィジョンの最新情報を相互にレクチャしあう、いわばQueen Squareの同門会。でも現在は、小生が在籍した79~83年当時のmentorであったRoger Gilliatt先生はもちろん、MSのIan McDonald先生、CVDのJohn Marshall先生をはじめ、教えていただいた先生方はみな鬼籍に入り、机を並べた先輩や同僚も大方は退職ないし名誉職に退くなどし、現役知人としてはてんかん学のProf. Simon Shorvon君が在籍するだけで、知り合いほぼ全員がQueen Squareから消えました。というわけで、今回は35年を経たロンドンの旧友たちに最後の挨拶(?) をする絶好の機会と考えたのでした。実際のところ、小生の隣室の住人でEMG小物や実験機器の製作・調整でお世話になったエンジニアのPeter Fitchさんは83歳の好々爺と化し、小生専属テクニシャンだったAnne-Marieちゃんは60歳を越していたのでした。
今回のロンドン滞在はたったの4泊でしたが、ラッキーなことに好天続き。セミナー前後にはPeter Fitch夫妻とEppingの森を散策したりVictoria Albert Museumを歩きまわったり。夜はテームズ河沿いのロイヤルフェスティヴァルホールでロイヤル・フィルハーモニーによるストラビンスキーを振るシャルル・デュトワの指揮ぶりをかぶりつきで観察し、トラファルガー・スクエアのセントマーティン・インザフィールズ教会でヘンデルだのヴィヴァルディを楽しみ、Anne-MarieとはQueen Squareの馴染みのレストランでイタリアンを一緒しました。また、若かりし頃一緒にシャモニーでのスキーバカンスに出かけて1週間滑りまわり、今はイーライ・リリーの重役になった神経薬理のSue Fordaとはオランダ・パークのフレンチレストランで食事をし、昨年4月のライプチヒでの弘前バッハのコンサート日程を知らせなかったことをしっかり叱られました。
小生にとってロンドンは居心地の良い、八戸、弘前に続く第3の古里。このところ、知り合いが毎年一人二人と消えていくのは寂しい限りですけれど、パリやブラッセルの人通りがテロのためにガクンと減ってしまった今、“ロンドンの賑わいよ、永遠なれ”と願っているところです。

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