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Archive for 8月, 2014

2014 Meeting of the Inflammatory Neuropathy Consortium

8月 27th, 2014

Peripheral Nerve Societyの分科会INCに参加しました。

7月12日~16日にドイツのデュッセルドルフで開催されたInflammatory Neuropathy Consortium(INC)に行ってきました。INCは2年おきに開催されるPeripheral Nerve Society (PNS) の分科会で、GBSやCIDPの研究をリードする世界の研究者が一堂に集います。今回の会場はライン河畔に建つデュッセルドルフ・ハイアットホテルで、さわやかな川風にあたりながらソーセージとオムレツとパンの朝食がむやみに美味しい5日間を過ごすことができました。小生はGBSに伴うmyoclonusの話題提供をしましたが、表皮内神経の痛覚閾値(Pain-threshold of Intra-epidermal Nerve terminal, PINT)を発表する予定だった村上(鈴木)千恵子先生が急遽でかけられなくなり、彼女の発表も代役でこなしました。最近の海外学会、旧知の大御所先生方を含め、顔なじみの方々がめっきり減ってさみしい限りですが、PINTの発表のときには米国で痛覚電位の記録を試みているMinnesotaのDr.Raabe先生が興味津々でやってきて、神経電位の記録法についてのdiscussionが盛り上がりました。もともとドイツ生まれ、アメリカで表皮内神経線維の電気刺激を試みている方です。
最近は定年を過ぎても活発に研究活動を続けておられる先生、日本ではあまりみませんね。欧米には80歳を過ぎてなおグラントを取得し張り切って研究しているWilliam Kennedy先生みたいな方が少なからずおられます。小生の恩師Roger Gilliatt先生もQueen Square定年後に米国にNIHに移り、亡くなる瞬間までEMGの現役でした。かくいう小生も余生をゆっくりなんて気持ちは毛頭ありません。Diabetic Neuropathyのことも最近やっと少し分かってきたかな~って感じです。ここでやめちゃったら後悔しそうです。関係の先生方、なにとぞよろしく。
ヨーロッパの夏はコンサートがほとんどお休みで音楽的にさみしい季節でしたが、学会中にデュッセルドルフの街の教会でモーツァルトのミサ曲演奏会があるとの広告を見つけ、日曜の朝9時に件の教会に出かけてみました。1行ってみたところ、St.Apollonarisというデュッセルドルフの守護聖人祝祭日のミサとのことでした。小生の知る限り、この街はシューマンだのメンデルスゾーンとは関係があるけれど、モーツァルトとは無縁の街のはず。街の守護神とモーツァルトとどんな関係があるのか尋ねてみましたが、誰も知りませんでした。ま、弘前の教会でモーツァルトをやるのとさして違わないのでしょう。実際のミサでモーツァルトのミサ曲を聴けたのは本当にラッキー、幸せなひとときを過ごさせていただいた次第です。写真1はミサのあった聖ランベルト教会、写真2は今回のINC会長のDr.Hartungを囲んだ日本からの参加者です。(馬場)2

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第29回日本大脳基底核研究会

8月 7th, 2014

当神経内科主催で 下記のとおり、日本大脳基底核研究会を開催いたします。皆様ふるってご参加ください。

研究会HP:http://www.nips.ac.jp/jbags/

第29回 日本大脳基底核研究会

日 時 : 2014年8月23日(土)13時~
8月24日(日)9時~

会 場 :
① 青森市文化観光交流施設 ねぶたの家 ワ・ラッセ
2階 イベントホール (8月23日午後,24日午前)

② 青森国際ホテル 3階 萬葉の間
(8月23日夜懇親会,ナイトセッション)

世話人 : 冨山 誠彦(青森県立中央病院 神経内科)
E-mail:jbagsaomori2014@yahoo.co.jp
研究会HP:http://www.nips.ac.jp/jbags/

 

プログラム

8月23日(土)
会場:ねぶたの家 ワ・ラッセ(オープニングセミナーから一般演題まで)
青森国際ホテル 3F 萬葉の間(懇親会,ナイトセッション)

開会の辞     13:05~13:10

■オープニングセミナー『ジストニアの基礎と臨床』     13:10~14:10
座長: 柳澤 信夫(東京工科大学) 長谷川 一子(相模原病院)

1.ジストニアと大脳基底核・小脳
南部 篤(生理学研究所)

2.遺伝性ジストニアの臨床と分子多様性
豊島 至(国立病院機構あきた病院)

■シンポジウム1『学習,報酬,依存と基底核』     14:20~16:30
座長: 曽良 一郎(神戸大学) 小林 和人(福島県立医科大学)

1.報酬予測をつくる大脳基底核回路の形態学的解明
藤山 文乃(同志社大学)

=== 珈琲ブレイク(15:00~15:10) ===

2.報酬、意思決定情報を脳幹PPNのニューロン活動と眼の小さな揺らぎから読み取る
小林 康(大阪大学)

3.報酬系と薬物依存
曽良 一郎(神戸大学)

■一般演題1     16:35~17:50
座長:村田 美穂(国立精神・神経医療研究センター) 山田 勝也(弘前大学)

1.マウス脳黒質網様部のドーパミン応答ならびに受容体発現
山田 勝也(弘前大学)

2.背内側線条体コリン作動性介在神経細胞によるムスカリン性M4受容体を介した行動柔軟性の抑制
岡田 佳奈(広島大学)

3.パーキンソン病におけるリスク選好性の行動経済学的検討
小林 俊輔(福島県立医科大学)

4.灸の報酬特性
深澤 元晶(藤田保健衛生大学)

5.抽象的な行動選択と具体的な行動選択に関わる大脳基底核・線条体の細胞活動
野々村 聡(玉川大学)

=== 移動・チェックイン(40分) ===

懇親会 青森国際ホテル 3階 萬葉の間 18:30~20:15

=== 休憩・移動(15分) ===

注意:引き続きナイトセッションは青森国際ホテル萬葉の間で行います

■ナイトセッション(一般演題+ビデオセッション)  20:30~22:45
座長: 宇川 義一(福島県立医科大学) 服部 信孝(順天堂大学)

1.音大生における音楽家のジストニアの実態調査
小仲 邦(大阪大学)

2.ジストニアに治癒はあり得るか?
平 孝臣(東京女子医科大学)

3.パーキンソン病モデルサルにおける大脳皮質-大脳基底核経路の情報伝達異常
知見 聡美(生理学研究所)

4.右上肢の使いづらさと振戦を主訴とする32歳男性例
平野 成樹(千葉大学)

5.発症から47年経過したPARK2女性症例
西田 卓(トヨタ記念病院)

6.GPi-DBSが有効であったtardive dystoniaの一例
小倉 光博(和歌山県立医科大学)

7.パーキンソン病におけるすくみの重症度と関わる脳領域~DTI-MRIを用いた検討
三原 雅史(大阪大学)

8.MRI を用いた神経活動履歴計測によりパーキンソン病の重篤度を可視化する
小山内 実(東北大学)

9.長期経過し、治療に難渋しているジストニア症例
三枝 英人(東京女子医科大学)
8月24日(日)
会場:ねぶたの家 ワ・ラッセ

■シンポジウム2『パーキンソン病の新旧治療薬の作用機序』    9:00~10:30
座長: 野元 正弘(愛媛大学) 望月 秀樹(大阪大学)

1.L-DOPA
神成 一哉(青森県立保健大学)

2.ゾニサミド
村田 美穂(国立精神・神経医療研究センター)

3.アデノシン受容体拮抗薬
野元 正弘(愛媛大学)

■一般演題2     10:30~12:00
座長: 平 孝臣(東京女子医科大学) 南部 篤(生理学研究所)

1.筋緊張の脊髄内調節機構
高草木 薫(旭川医科大学)

2.Decoding motor and limbic network contributions to the expression of myoclonic and vocal tics: A PET and electrophysiological study
Kevin W. McCairn(京都大学)

=== 珈琲ブレイク(11:00~11:15) ===

3.ブレイン・マシン・インターフェイス操作に関わる基底核活動と機能結合
花川 隆(国立精神・神経医療研究センター)

4.MPTPサルモデルにおける手巧緻運動のDBS効果の観察
浅川 哲也(浜松医科大学)

5. サル視床下核及び淡蒼球内節高頻度電気刺激による線条体介在ニューロン活動への影響
下 泰司(順天堂大学)

■教育講演『大脳基底核の病理学』     12:00~13:00
座長: 高田 昌彦(京都大学)

大脳基底核の病理学:神経変性疾患を中心に

若林 孝一(弘前大学)

閉会の辞     13:00~

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