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Archive for 4月, 2014

春爛漫

4月 27th, 2014

OLYMPUS DIGITAL CAMERA青森にもやっと春がやってきました。

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学位報告ー2 西嶌先生

4月 21st, 2014

学位報告の2回目は 西嶌先生です。西嶌先生の論文も掲載雑誌の表紙をかざりました!

Nishijima H, Suzuki S, Kon T, Funamizu Y, Ueno T, Haga R, Suzuki C, Arai A, Kimura T, Suzuki C, Meruro R, Miki Y, Yamada J, Migita K, Ichinohe N, Ueno S, Baba M, Tomiyama M

Morphologic changes of dendritic spines of striatal neurons in the L-DOPA-induce d dyskinesia model. Movement Disorders 29: 336-43, 2014.

 

Nishijima

 

 

 

 

じめに:レボドパ誘発ジスキネジア (LID) はパーキンソン病 (PD) 患者に対するレボドパ経口反復投与によりおこる。ドパミン受容体に対する波状的な刺激が線条体神経細胞のシナプスに可塑的変化をもたらすことにより生じるとされており、そのシナプスの可塑性はシナプス後部の樹状突起上スパインの形態変化からおこる。今回我々はLIDモデルラットの線条体でスパインがどのような形態変化を起こしているかを調べた。

方法:コントロールラット、PDモデルラット、LIDモデルラット、及びコントロールにレボドパを投与したラットの4群を用いた。線条体神経細胞樹状突起上スパインの形態を直接路あるいは間接路を形成する神経細胞を分けて検討するため、各ラットの淡蒼球内節 (GPi) または外節 (GPe) に逆行性トレーサーのFast Blueを注入した。その後還流固定により半固定状態とした脳を取り出しFast Blueにより標識された線条体 (Str) の神経細胞、すなわちStr-GPi (直接路) 細胞またはStr-GPe (間接路) 細胞に蛍光色素のLucifer Yellowを注入し樹状突起上のスパインを可視化した。共焦点顕微鏡で観察し、スパインの密度とスパイン頭部の大きさを計測した。

結果:コントロールと比較してLIDモデルではStr-GPi細胞でスパインの密度が低下し、かつ個々のスパインは肥大していた。コントロールにレボドパを投与した群ではスパインの密度はコントロールと変化がなかったがスパインの肥大は認めた。コントロールにレボドパを投与した群ではLIDに相応するような不随意運動は認めなかった。

考察LIDモデルのStr-GPi細胞でのスパインの肥大は直接路細胞の興奮性増大を意味し皮質線条体シナプスの異常を反映する形態変化と考えられる。コントロールにレボドパを投与した群でもスパインの肥大がみられたことは高用量のレボドパ投与は健常な線条体神経細胞にも可塑的な変化をもたらす可能性が示唆されるが、この群ではスパインの密度の変化がなかったために不随意運動を発現しなかったのかもしれない。

結論:本研究でLID発現には直接路を形成する線条体神経細胞の入力部シナプスの構造的可塑性、すなわちスパインの肥大と密度低下の両者が関与していることが示唆された。

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学位報告ー1 上野先生

4月 14th, 2014

今年 学位を取得した3人の先生方のお仕事を 順番に紹介していきたいと思います。

今回は、上野先生の学位のお仕事の内容を紹介します。上野先生の論文は、掲載雑誌の表紙をかざりました。

 

表題:Morphological and electrophysiological changes in intratelencephalic-type pyramidal neurons in the motor cortex of a rat model of levodopa-induced dyskinesia.

Ueno T, Yamada J, Nishijima H, Arai A, Migita K, Baba M, Ueno S, Tomiyama M.

Neurobiol Dis. 2014 Apr;64:142-9.

ueno

 

  青森県立中央病院神経内科は、一市中病院にいながらも、学位を取得することができる病院です。私も当科に勤務しながら大学院を無事に卒業することが出来ました。

大学院に入学したのは卒後4年目からです。当科では1年間限定として月曜・火曜に弘前大学にて研究を行うことができるシステムをとっており、この短期間で集中的に研究のプランから実際の実験、そして結果を導き出すという作業をしなくてはなりません。  

私の場合、青森から弘前へ通い、実験を連日行う際は土曜~火曜まで続けて行うといった生活のため、家族にはいろいろと迷惑をかけました。

私の研究テーマがパーキンソン病モデルラットのレボドパ誘発ジスキネジアモデルの大脳皮質の形態変化をみるといったものでしたので、ラットを大量に扱いました。最終的には形態変化だけではなく電気生理学的変化もみるといった内容になりさらにモデルラットを大量に作成しました。この結果、抗原に長期間暴露されたためか、最後には飼育舎に行くと、くしゃみがでるようになるなどのラットに対するアレルギー症状もでました。

結果がでてから、これを実際の論文に仕上げていくという過程では、普段書きなれない英語を駆使して仕上げ、オーベンの冨山先生に確認をしていただくということを繰り返しました。論文の初投稿が遅かったため、学位審査の締切に間に合わないのではないかという不安のなかreviewerとのやり取りがありました。実際に論文が受理された時にはこれまでの苦労が報われた感があり非常にうれしかったことを記憶しています。これまで家を不在にすることが多く迷惑をかけた私の家族、また大学院の受け入れて頂いた脳神経生理学講座の先生方、そして私が研究にいっている間に臨床面でのカバーをいろいろとしていただきました当科の先生方に感謝したいと思います。

今年は、私のほかにも同時に2名が学位を取得されています。現在もなお2名の先生が学位を取得するべく日々努力をされています。(上野)

 

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あおもり県民公開講座ー脳卒中ー

4月 10th, 2014

来る 4月12日 神経内科と脳外科共催で 脳卒中の県民公開講座が開催されます。当科の冨山と脳外科の昆先生が講演をします。例年会場に入りきれない方がでます。先着順ですので皆様 お早目に会場にお越しください。冨山先生の講演は 減らそう危険因子 ということですが、副題に 人生はロシアンルーレット とあります。いったいどんなお話をされるのでしょうか?nou

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新体制発動

4月 5th, 2014

当神経内科は、大学とは独立した組織であるため比較的変化の少ない医局ですが、この春はいくつか 大きな変化がありました。
 約2年前 東北大学からやってきてくれていた鈴木千尋先生がご主人の海外留学に伴い当科を退職されました。いつも明るい鈴木先生ですから、海外生活も難なくのりきっていけるのではないかと思います。2年間おつかれさまでした。馬場先生のワインセラーから、鈴木先生の生まれ年のワインが贈呈されました!OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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社会人学生として、研究をつづけていた 西嶌先生、上野先生、今先生がめでたく学位を取得することができました。この3人は、初期研修のあと大学病院を経ず当科に加わってくれた人たちです。当科での診療をこなしつつ、時間をやりくりして大学に通い、実験をつづけ論文をまとめました。大変だったとおもいますがよくがんばりました。おめでとうございます。

馬場先生が当神経内科の部長から顧問になりました。院内のお部屋は、神経内科部長室から顧問室に引っ越しになりましたが、4月以降もこれまでとOLYMPUS DIGITAL CAMERA同じように当神経内科で勤務しています。ひきつづき電気生理検査などの指導にあたってくださいます。

 

 

馬場先生の役職変更に伴い、新部長が誕生しました。やや恰幅のよい2人組ですが、左が冨山誠彦神経内科部長。右が布村仁一SCU部長です。布村先生は、3年ぶりの当科への復帰です。ベテランの復帰で診療体制も充実するみこみです。みなさまよろしくおねがいします。

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馬場先生の門出を祝う会

4月 1st, 2014

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA当神経内科の部長である馬場先生が、2013年度をもって停年退職されることになりました。が、4月以降も顧問として当院にとどまり、引き続き我々を指導していただけることになっています。そこで、送別会ではなく、馬場先生の門出を祝う会 をささやかですが開催いたしました。
同門の先生を中心にお集まりいただき、関東地方からはるばるお越しいただいた先生もいらっしゃり 和やかな会になりました。

同じ週には最後の部長回診も行われ 病棟スタッフから花束のプレゼントがありました。

馬場先生おつかれさまでした!

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