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Archive for 11月, 2012

第2回北東北道南神経筋電気診断技術セミナー

11月 18th, 2012

10月27日当院で、第2回北東北道南神経筋電気診断技術セミナーが開催されました。約40名の参加者をお迎えし、1日かけて、講義と実習をおこないました。今年は、NCSコースとSEPコースの二本立てで セミナーを行いました。NCSコース講義は馬場先生。実技は、参加者の皆さまを習熟度

別にグループわけし、馬場、新井、今で担当しました。SEPコースは、講義実技ともに青森保健大学の尾崎先生にお願いし、私 村上は、SEPコースの補佐及び雑務を担当しました。講義については馬場先生、尾崎先生ともに充実した内容で 参加者のみなさんと一緒に講義をきいていた私も大変勉強になりました。今年新設したSEPコースは、どのくらいのお申込みがあるか全く予想もつきませんでしたが、募集を開始してみると、予想外の反響があり、NCSコースより早く募集を締め切らせていただきました。SEPはNCSと比べ記録条件が厳しいので、当日、会議室での実習がうまくいくか心配していましたが、日本光電さんのバックアップもあり、大きなトラブルもなく進行しよかったです。来年も開催予定ですので、多数の方のご参加をおまちしています。

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論文発表ーNeuropathology

11月 9th, 2012

今先生の論文がNeuropathology指誌にacceptされました。

Kon T, Mori F, Tanji K, Miki Y, Kimura T, Wakabayashi K.

Giant cell polymyositis and myocarditis associated with myasthenia gravis and thymoma. Neuropathology  2012 Sep 19. [Epub ahead of print]

 症例は死亡時80歳女性。64歳時に胸腺腫を合併した重症筋無力症と診断された。経口ステロイド療法にて経過良好であったが、80歳時に急性の呼吸不全を発症し死亡した。剖検にて、横隔膜を含めた骨格筋と心筋に多核巨細胞およびCD8陽性のリンパ球浸潤を認めた。免疫染色および電顕所見より、多核巨細胞には組織球由来のものと筋由来の2種類のタイプが存在することが確認された。多核巨細胞は、免役染色にて後期エンドサイトーシスに関連したタンパク質が陽性であり、エンドサイトーシスが多核巨細胞形成に関与している可能性が示唆された。胸腺腫を合併した重症筋無力症患者に巨細胞性多発性筋炎・心筋炎を認めた症例は本症例が7例目であり、重症筋無力症では稀に巨細胞性多発性筋炎・心筋炎を合併する一群があることが示唆される。

 

 

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論文発表ーNeuropathology

11月 2nd, 2012

三木先生の論文が、Neuropathology誌にacceptされました。

Miki Y, Tomiyama M, Haga R, Nishijima H, Suzuki C, Nishijima M, Midorikawa H, Sannohe S, Kurotaki H, Wakabayashi K, Baba M. Fatal subarachnoid hemorrhage caused by Aspergillus arteritis without angiographic abnormalities. Neuropathology. 2012 Oct;32(5):566-9.

眼窩先端症候群及び肥厚性硬膜炎で発症し、くも膜下出血で死亡した76歳男性を経験した。繰り返し血清アスペルギルス抗原を検査したが、陰性であった。剖検時、肉眼的に両側シルビウス裂を主体に広範なくも膜下出血を認めた。しかし、主要血管に動脈瘤を認めなかった。視神経周囲の硬膜ではアスペルギルスが多数浸潤していた。一方、右中大脳動脈の血管壁は内弾性板が破壊されており、拡張することなく血管壁の全層に好中球、アスペルギルスが浸潤、壁構造を破壊していた。アスペルギルス血管炎によるくも膜下出血と確定診断した。 
一般に頭蓋内真菌感染症では動脈瘤破裂によるくも膜下出血を起こす事が多く、本例
の様に血管炎で起こすことは稀である。さらに、本例では頭部3D-CTAや脳血管造影検査では動脈瘤を認めなかった。過去にアスペルギルス血管炎でくも膜下出血を起こした症例は6例報告がある。しかし、脳血管造影検査で血管壁の異常を認めなかった症例はEndoらの1例のみであり(Endo T et al. Neurosurgery 2002.)、本例は極めて稀な1例と考えられた。浸潤性アスペルギルス症を疑う患者くも膜下出血を起こしたにも関わらず脳血管造影検査に異常を認めない場合は、アスペルギルス血管炎を疑う必要がある。

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