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Archive for 10月, 2012

部長日記 2012. 10.19 Neurodiab Meeting, Dresden

10月 26th, 2012

 おくればせながら、先月末から今月初めにかけて旧東ドイツのDresdenで開催された欧州糖尿病学会のサテライトシンポジウムNeurodiab の報告です。ドレスデンはバッハがマルシャンというフランス人オルガニストとの音楽試合に巻き込まれた街、長年バッハのカンタータを研究してきた小生には特別の思い入れある街でした。しかし、残念ながらドレスデン市街は第2次大戦で連合軍に徹底的に破壊され、バッハ関連旧跡はほとんど残っていません。地図を頼りに訪れたバッハ音楽試合会場あとには立派な銀行が立っていました。残念。それでも、復旧したフラウエン教会でオルガン演奏を聴けたので、よかったというべきか。

 さて、学会ではAomori-Hirosaki連合がそのパワーを発揮しました(写真:向かって左から馬場、八木橋、村上、上條、額田)。八木橋先生が病理の、馬場が運動徴候の、上條先生が炎症性疼痛の、そして村上千恵子先生が痛覚閾値のセクションで口演しました。それにアンギオパチーをしゃべった額田先生も我々の仲間、Aomori-Hirosakiマフィアの一員です。日本人は発表後の討論時に壇上でよく立ち往生し右往左往、失笑を買うことがあります。今回、英語での演説・討論が初体験の村上先生は大層不安だったと思います。しかし、スライドや原稿のブラッシュアップに直前まで余念なく、結果、檀上での演説はとても立派なものでした。フロアからの質問や質疑にもなんとも適切かつテキパキな受け答え。その度胸には小生舌を巻いた次第、緊張していたのは小生のみだったようです。まさに完ぺきな準備があったればこそ!の実践でした。そして最終日、飛行機の時間まで半日のエルベ川クルーズを楽しみ、心の洗濯をして無事帰りました。留守番の先生方、ご苦労様でした。

 以上、ご報告まで。

 

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22nd Annual Meeting of the Diabetic Neuropathy Study Groupに参加しました

10月 20th, 2012

9月27日~30日までドレスデンで開催された22nd Annual Meeting of the Diabetic Neuropathy Study Groupに参加しました。年1回はなんとか国際学会での発表を目標にしていますが、今年は、表皮内刺激電極を用いた糖尿病患者さんでの痛覚閾値の結果がそろってきたので、馬場先生も参加する予定であったNeurodiabに照準をさだめました。演題締め切りは5月下旬。神経学会総会が終わってすぐにとりかかり、いつもの通り、ぎりぎりに完成。さて、onlineで、登録しましょうと、HPにアクセスし 登録作業を開始しました。名前やら所属やらいろいろいれて、さて、希望発表形式 のところで、「当然ポスターでしょ。」と クリックすると、oral or poster presentation とでてきます。どうもそれ以外の選択肢はないようです。むむむむとコンピューターの前で、しばし固まっていましたが、時間もないので、とりあえず、馬場先生に poster presentation が選択できないんですが….と相談にいきました。馬場先生は、軽い感じで 「会員以外は、oral presentationにならないから心配無用。この学会はoral presentationは厳しいからねー 」とおっしゃったので、ま、大丈夫なのかなと思いそのまま登録。しばらくこのことは忘れていました。 

さて、6月下旬のある日、私が外来をやっていると、通りすがりの馬場先生が、「いやいや僕の発表 oral presentationになっちゃったよ~ 先生も確認したほうがいいよ~」などと不穏なことをいって通り過ぎました。外来終了後医局に戻り、メールを確認してみたところ、確かに、学会からメールがきています。ぽちっとクリックすると、oral presentation と連絡がきているではないですか!英語の苦手な私としては、これは困ったというか、もう学会にいくのをやめたい。なんとかポスターに変更とかできないものか などとぐずぐず考えていましたが、とりあえず、馬場先生に報告。「どうもoral presentaionらしいです…」と報告すると、馬場先生は 満面の笑顔になり、いやーそれは大変だよ~ と大変楽しそうにひとしきり笑った後、ちょっと真面目な顔になって でもよい経験になるので頑張るようにとのこと。その後医局員みんなに、「村上先生が oral presentationになっちゃってさー」と 言ってまわっていた馬場先生……..

しかし、いやだいやだといっていても、粛々と学会は近づいてくるわけで、しぶしぶ準備を開始。3週間前にスライド完成。2週間前に原稿完成。その後 家族が寝静まってから練習をつみ、学会にのぞみました。出発前には医局で予行を行い、ドレスデンでも予行を1回おこないました(馬場先生 額田先生 上條先生ありがとうございました)

発表は学会最終日だったので、発表が終わるまでなんとなく落ち着かない感じでしたが、英語にもなれておかなくてはということで、かなり集中して学会にも参加しました。今回の学会で興味深かったのは small fiber neuropathyの話題がものすごく多かったことです。糖尿病性神経障害はsmall fiberが早期に障害をうけるということは、周知の事実であるわけですが、small fiberの異常をいかに非侵襲的に評価するか。といった話題が満載でした。日本ではあまり行われていませんが、皮膚生検によるsmall fiberの評価はすでに欧米では常識といった感じでしたし、その他にも、角膜のsmall fiberの評価や、皮膚にはりつけて発汗の状態をしらべるシートであるとか、いろいろで、大変勉強になりました。 さて肝心の発表ですが、はじまってしまうと、10分の発表はあっというまで、なんとか無事終了。練習した成果はだせたかと思いますが、客観的には、まだまだで、もっと勉強しないと。と反省もしました。

 学会が開催されたドレスデンは旧東ドイツ地区にあるエルベ川沿いにひろがる、のんびりとした感じのとても美しい街でした。子供が300人以上いたという噂のアウグスト強王が残した遺産が数多くのこり、街の中心部の広場にはフラウエン教会という大変美しい教会がありました。この教会は第2次世界大戦で一夜にしてすっかり破壊されてしまったものを 東西ドイツが統合された後 そっくり同じものを作ったとか。ドイツ人おそるべし。

最終日は、ドレスデンをたつのが夕方だったので、エルベ川クルーズで近くのピルニッツ宮殿まで足をのばしました。ドレスデンをすこしはなれると、のどかな田園風景が広がっています。あちこちに船着き場があり、様々な大きさのボートが繋留されています。のんびり自転車をこいでいる人もいます。どういう人の持ち物なのか、すごい豪邸もぽつぽつあります。日々の慌ただしい生活を忘れるひと時でした。

当科からの発表は下記の2演題です。(村上)

M.Baba:Neurological and electrophysiological background of wasting of the extensor digitorum brevis muscle in diabetic patients.

 C. Suzuki:Elevated pain threshold in asymptomatic diabetic patients: a study by intraepidermal electrical stimulation

 

 

 

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Neuroscience 2012(日本神経科学大会) 

10月 4th, 2012

残暑厳しい中neuroscience 2012に冨山・上野2名で参加してきました。オーラルプレゼンは全て英語(質疑応答まで)で行われるようになり、時代の流れを感じざるを得ません。上野先生はジスキネジアモデルの皮質神経細胞のスパインの形態変化について、私はジスキネジアモデルでのアストロサイトの変化について、ポスター発表を行いました。上野先生の発表は千客万来で(写真)、発表の時間外まで、質問を浴びせられていました。この学会の良いところは、お互いに分野については素人の場合が多いので、基礎的な
ことから図々しく質問できることです。私も随分参考になりました。臨床的なアプローチが少ないのがこの学会の欠点で、そこがアメリカの neuroscience meeting と違うところでしょうか。お会いした神経内科の先生方がその点を危惧されておられました。大きな収穫は画像解析ソフトを見つけたことです。今までマニュアルでやってきたスパインの形態計測が一気に進みそうです。

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日本神経学会東北地方会

10月 2nd, 2012

去る9月8日、仙台市にて第90回日本神経学会東北地方会が行われました。
当科からは、以下の2演題の発表がありました。

「Lacticoccus lactis cremoris による化膿性海綿静脈洞血栓症が疑われた1例」
○鈴木聡子

「M232Rホモ変異を認めたCreutzfeldt-Jakob病の1例」
○今智矢

2演題ともスムーズにプレゼンテーションを進め、厳しい質問もなく、大変順調に発表
を終えることができました。私は事前の予行の段階ではあまりうまくプレゼンできてい
なかったため、つつがなく発表を終えられて、大変ホッとしました。これは上級医の先
生方が事前の予行を数回付き合ってくださり、きめ細やかにご指導してくださった成果
だと思います。先生方、ご指導ありがとうございました。
この経験を生かし、今後も更なる日々の研鑽をしていきたいと思います。

今智矢 記

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