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Archive for 10月, 2011

後期研修医募集

10月 21st, 2011

青森県立中央病院神経内科では、後期研修医を募集しています。現在当科には、11人の常勤神経内科医が在籍しており 東北地区屈指の規模をほこっています。うち、神経内科専門医は、5名おり、指導体制も万全です。地域の基幹病院として、多くの患者さんをうけいれており、昨年度の入院患者数は年間600人をこえ、急性期疾患から慢性疾患まで豊富な症例を経験することができます。これをもとに、国内や国外での学会活動なども活発におこなっています。また、臨床だけではなく、希望するかたには、臨床研修と並行して、弘前大学大学院に入学し、学位を取得する道もひらかれています。(大学院生は現在5人います)現在、当科には、4人の後期研修医が在籍しており、日々研鑽をつんでいます。出身性別は不問です。女性の方ももちろん歓迎です。当科には、現在子育て中の女性医師が3人在籍しており、個人のライフステージにあわせたきめ細かな対応も可能です。患者さんをよくしてあげたいという暖かな気持ちを持っている方はどなたでも歓迎します。私たちと一緒に仕事をしてみませんか。興味のあるかたは、info@aomori-neuro.jpからご連絡ください。

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第1回北東北 道南神経筋電気生理セミナー

10月 13th, 2011

10月1日 第1回北東北・道南神経筋電気生理セミナーが開催されました。この会は、今年3月に予定されていたものでしたが、震災のため秋に延期されようやく開催にこぎつけました。今回がはじめての開催であったため、はたして、参加者はあつまるのか、心配しておりましたが、たくさんの方から参加のご応募をいただきました。北東北・道南地域と銘打っての開催でしたが、仙台方面や、釧路や大阪といった遠方から参加していただいた方もいらっしゃいました。実習の兼ね合いで、40名の募集でしたが、おかげさまで、たちまちのうちに定員に達してしまい、せっかくお申込みいただいたのにも関わらず、参加をお断りさせていただいた方もいらっしゃいました。

 セミナーは、当神経内科馬場部長による講義のあと 実技といった流れで行いました。講義は、基本的な理論から、実践的な症例提示までおよび、馬場節が炸裂していました。 実技は習熟度別に4つのグループにわけておこなわれ 参加した皆さまに、実際の実技を交代でおこなっていただきました。習熟度は、自己申告で検査の経験について皆さまにお伺いし、グループ分けをしましたが、ほとんどの方が、「検査はときどき行うが習熟度はいまひとつ」という自己申告をされていましたが、実際に実習にはいっていみると、かなり経験があるのでは とお見受けする方もいらっしゃり、講師役の私などは、内心冷や汗をかきつつ 指導役を務めさせていただきました。

 今回は、初回開催ということで、基礎的な内容を中心におこないましたが、当科の馬場部長は、終了したその日から、次回開催について熱く語っておりますので プログラムも少しみなおしたりして、開催することになろうかと思います。その際には、当ホームページや臨床神経生理学会のホームページで告知しますので、たくさんの方のご応募をおまちしております。

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パーキンソン病市民講座が開催されました

10月 6th, 2011

「パーキンソン病はこわくない」のスローガンのもと,当科主催の第2回パーキンソン病市民公開講座が8月28日(日)午後2時にホテル青森で開かれ,300名に達する患者さんとご家族が参集しました.第一部の話題は「パーキンソン病の明るいリハビリテーション」.当科の冨山脳卒中ユニット部長の司会で,盛岡市あべ神経内科クリニック・リハビリテーション科長の吉田悟志先生が日常生活でリハビリのコツを溌剌とした声でお話下さいました.第二部の馬場部長の司会による「パーキンソン病の非運動症状の治療」は,消化器症状や睡眠障害などの表に出にくいパーキンソン病の症状と対処方について,岡山旭東病院・神経内科部長の柏原健一先生が丁寧に教えて下さいました.第3部の質問コーナーでは,聴衆の方々から寄せられたいろいろな質問に冨山,柏原,吉田の三先生が答える形で進行しました.薬の組み合わせ方の是非や服用法の注意点,自己リハビリを長続きさせるにはどうしたらよいかなど,ふだんの外来では聞けないような話題もあったので,大層ためになったのではないでしょうか.

パーキンソン病は薬物療法や手術療法の進歩が著しいとはいえ,今なお難病です.病気を上手になだめ,うまく付き合っていく心構えと実践法が学べた良い会だったと思います..最後に青森県パーキンソン病友の会会長西崎さんによる友の会入会へのお誘いとご挨拶があり,また来年参集する事を誓いつつ終了とあいなりました.1

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部長日記 Neurodiab2011その2 “The Last Mile”

10月 3rd, 2011

 今回のNeurodiab Meetingで最も印象的だったのは,ミネソタ大学のWilliam Kennedy先生ご夫妻に久しぶりにお会いしたことです(写真).1Kennedy先生はあのKennedy型筋萎縮症の発見者,私たちの時代の最高のneurologistのお一人です.直接師事した事はないのですが,小生はなぜか若い頃から色々な機会にKennedy先生から声をかけていただき,今では恩師Gilliatt先生やPK.Thomas,Ian McDonald先生亡き後の小生の心の師のお一人になりました.80歳を越えてもなお矍鑠とし,皮膚生検による皮下神経分析法を確立されるなどの研究を精力的に続けておられること,驚異と云うほかありません.

 今回も3日目朝8時から彼の講演が予定されていましたが,前日の昼食をご一緒したとき彼から「僕の明日のレクチャー,正確には何ていう題だっけ?」と尋ねられたので,手持ちのプログラムを指差し「消化管自律神経のお話です,皆とっても期待しています!」と申し上げたところ,彼は「そうかぁ,Barba,実は明日の講演では何を話すべきか,まだ迷っているのだよ」とおっしゃったのです.小生は「そうですよね!僕もlectureではスライド入れ替えつつ直前まで悶々とします」と申し上げたところ,Kennedy先生は「ギリギリまで迷うのはいいことだよ!」と相槌を打たれ,僕のプログラムの中のご自分の演題名のところに「The Last Mile」と書かれて(写真),2「特にこの年になると,本当に伝えなきゃいけないことは何なのか迷うんだ」「消化管の神経も重要だが,感覚の診かたがこのままでいいのか考えてもらう方がもっと重要かもしれない」とおっしゃったのです.となりに座った奥さんのモラさんが「彼80越えたけど,まだグラントたくさんもらってるのよ!余しちゃったら私が使わせてもらうわ.私まだ80前だから!」などとブラックジョークで茶化したりするものの,小生が感じたのは研究者としての「The Last Mile」を前にして後進に精一杯メッセージを伝えたいというKennedy先生の強い意志.本当に心が揺さぶられました.

彼が感覚テストに興味を持っていることは,数年前に竹串の尖端と鈍端を分別させる方法を発表したとき「GPにも使える良い方法だ,よくやった!」といたく感激していただいたことから,うすうす感じてはいました.一期一会にかけるKennedy先生のお気持ちが最終的にどのようなお話になったのかは,また別の機会に書くとしましょう.

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