クリーブランドから久しぶりに留学日記をお届けします。Case Western Reserve大学でフェローシップが始まって5ヶ月となりました。クリーブランドも紅葉の季節が終わりそろそろ初雪が降る頃です。私は英語でのコミュニュケーションに相変わらず苦労していますが、一緒に働くclinical fellowやresearch fellowはとても親切なので助けられてどうにか過ごしています。一緒に働くFellowは外国から来ている医師が多いので、異国の習慣や食べ物について聞くことができて興味深いです。日本について聞かれることもよくあります。
Epilepsy Courseが終了した9月からは脳波の報告書を書くことが私のdutyとなり、脳波のコンピューター画面とアトラスとのにらめっこが続いています。プレゼンテーションの機会も時折あり私にとっては厳しい~試練となっています。準備に物凄い時間を要しますが、英語上達の訓練と思い頑張ってやっています。
Case Western Reserve大学での仕事は楽しく快適です。更に医師としてのスキルアップも出来る環境にあることにとても感謝しています。
(クリーブランド・木村)
今年はシカゴで10月17日~21日にかけ開かれました。初日は雪が舞う寒さでしたが、途中から平年並みの気候となりました。あまりにも大きくまた範囲も広い学会ですので、私はパーキンソン病の発表を中心にみて聞いてきました。特に私のhalf-life workである「パーキンソン病患者に見られるL-DOPA誘発ジスキネジア」の研究者たちと有意義なdiscussionができたことが刺激になりました。少しずつではありますが,今後も仕事を続けていこうと思っています。私のポスターにもいつもの人やdrug abuseの専門家が来たりで,結構忙しかったです。夜はオペラに行ったり、シカゴ交響楽団のコンサートに出かけたりと、充実した日々を過ごすことができました。ただ時差を調節しそこねて、シカゴでは突発性睡眠に苦労しました。そのおかげで、日本に帰ってきてから比較的楽でしたが。カメラを忘れ写真がなくすみません。(冨山記)
毎週金曜日の午後4時から外来でMayo clinic Medical Neuroscienceの精読会をおこなっています。参加資格は、神経内科で若手を自称する人です。なかにはいくら自称でも若手を標榜するのはやや問題がある人もまじっていますが、不問に処せられています。毎週全員が、すこしづつ分担をきめて、英語を訳しみんなで勉強をしています。忙しい週などは、若手を自称するのはやめようかしらなどと思うこともありますが、いまのところ脱落者なくなんとか読み進めてきています. 神経内科の教科書をあたまから順番に、あまり興味のない箇所も強制的によんでいくというのは、私にとっては久しぶりのことで、ぜんぜん知らなかったことなどもちょくちょく登場し、結構勉強になっています。写真は、毎週われわれを苦しめている Textです。

第3回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス(第3回MDSJ学術集会)(10月8~10日)に参加しました。写真は9日のビデオディナー終了後の写真です。病歴を聞き,動画をみて、不随意運動の性質そして臨床診断まで考える MDSJの白眉です。お酒もありですから,闊達な意見が飛び交い、楽しく勉強できます。評判のせいか今年は参加者が増え,食事が不足気味であったような、、、、、でも勉強になりました。午後9:30まで勉強(ちなみに朝は午前8:30からでした)とは、やはり神経内科医は勤勉でなくてはいけないのだと思った次第。会終了後の記念撮影です。

昨年度と今年度前半期の診療実績が明らかになりましたので、その一部を簡単にご紹介します。まず、H17 年度までの入院患者数は年間250から280位でした。神経内科が新体制をとったH19年度に始めて300を越して333名を記録し、脳神経センター発足の昨年度は480名に達しました。疾患別の主な内訳はCVD 225、ALS 29、てんかん重積発作 27、多発性硬化症 22、脱髄性神経炎18、筋疾患 21、神経感染症 20、代謝性脳症 19、小脳変性症12、脊髄疾患12、などです。一方、外来患者数は1日平均50~60数名であまり変っていません初診率が8%から11%となり、外来稼動額は平成18 年度の140%以上となりました。丁寧な診療体制が充実した賜物といえましょう。
さて、これは本日明らかにされたホットなデータですが、今年度4月~9月の前半期入院患者数と稼動額は昨20年度を10~20%上回るペースであることが分かりました。外来・病棟の神経筋電気生理検査は週15~20件、てんかんの脳波検査も月20件以上に達し、筋生検、腓腹神経生検、皮膚神経生検も毎週数例です。岩手や函館地区専門医との連携も整うなど、北奥羽地区神経センターとしての役割が果たせるようになりつつあることは本当に嬉しく、外来・病棟スタッフはもとより病院幹部や連携病院の方々など、内外の協力者に感謝感謝です。しかし、県全体の神経内科医療は全国レベルに比べてまだまだ貧弱で、人口当たりの神経内科医数は都会の10分の1以下にしか過ぎません。したがって、青森県全体の神経疾患診療体制充実に向けては、これまで以上の努力が当分必要です。幸い県病神経内科には来年度も専門医を目指す後期研修医が新たに何名か加わることが決まりました。互いに切磋琢磨して世界レベルの神経センターを目指すことこそが県内医療体制の充実に直結するはずです。若い力の更なる参加を熱望しています。
11月2日青森に初雪がふりました。いよいよ 冬の到来です。個人的には、ぐっとさむくなって雪がちらつき はじめるこの季節は、若干気分がふさぎがちになります。が、来年の総会のしめきりもじりじりとちかづきつつあるので、どんよりしているわけにはいきません。
