すぐれもの
経管栄養中の誤嚥性肺炎の対応に苦慮する日々ですが、最近、経管栄養の粘度調整食品というものがあるということを知り、本日その説明会がありました。これは、経管栄養を胃のなかで、半固形化することによって、逆流性食道炎をふせいだり下痢を防ぐという効果があるものだそうです。10年前の発売ということですが、これまで まったく存在を知りませんでした。すぐれものっぽい感じです。さっそくつかってみたいと思います。

経管栄養中の誤嚥性肺炎の対応に苦慮する日々ですが、最近、経管栄養の粘度調整食品というものがあるということを知り、本日その説明会がありました。これは、経管栄養を胃のなかで、半固形化することによって、逆流性食道炎をふせいだり下痢を防ぐという効果があるものだそうです。10年前の発売ということですが、これまで まったく存在を知りませんでした。すぐれものっぽい感じです。さっそくつかってみたいと思います。

西嶌先生の症例報告が神経内科に掲載されました。
味覚障害を伴ったGuillain-Barre症候群の1例
西嶌春生 冨山誠彦 木村珠喜 鈴木千恵子 馬場正之
神経内科 71(2) 200-202. 2009
神経内科地方会が、福島でありました。当科からは、CMTに関する演題とクロウ深瀬症候群の演題を発表しました。上野先生は、今回が地方会デビュー戦でしたので、予行を何度もくりかえし、本番に臨みました。発表が無事おわって、みんなで記念撮影です。
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9月4日 脊髄末梢神経筋疾患懇話会が青森市で開催されました。今回初めて知りましたが、この会は、25年まえに発足し以来連綿とつづいている伝統ある会だそうです。この会は、神経内科、整形外科、麻酔科がそれぞれ症例をもちよって発表討論をするという点が最大の特徴です。複数の科の先生方と一緒に勉強できる会はあまりないので、貴重な会です。とくに脊髄疾患については普段から整形外科の先生方と患者さんのやりとりをすることが多いこともあり、大変勉強になります。今回は、整形外科から、個人的に私が大変興味をもっている、髄腔内バクロフェン療法の症例報告がありました。この治療については、最近とても興味をもっていたので、とても勉強になりました。整形外科領域では、おもに脊髄損傷の患者さんが対象になっているようですが神経内科でも痙性が問題となる疾患は多いので、そういった患者さんの治療の選択肢が増えるといった点でとてもたのしみな治療と思いました。
7月からCase Western Reserve Universityでの私のフェローシップが始まっておりました。1日4時間のLectureを7月8月と受け、脳波について基礎から実践的なことまでをみっちり学びました。このLectureを受講するのは新しく雇われたクリニカルフェロー、リサーチフェロー、エンジニア、レジデント(神経内科および小児科)、更に海外からの希望者(神経内科医・脳外科医・小児科医)で計25人程度でした。講義は非常に論理的でわかりやすく大変勉強になりました。
ただし英語で複雑な内容を聞き取るのは私の語学力では到底難しく、肝心なところが判らない!ことが度々でした。講義の内容を理解するにはスライドが私を助けてくれるのですが、ディスカッションが始まるとお手上げです。このディスカッションの最中に名指しで意見を求められることが度々あり本当に緊張しました。アメリカ人は講師からレジデントまでディスカッションに非常に慣れており講義は議論しながら進めていくのが普通のようです。講師は全員が納得するまで丁寧に説明してくれますし、知識のだし惜しみをすることはありません。またレジデントやクリニカルフェローも本当に良く勉強しています。このトレーニングの仕方は見習うべき点があるな~と感心しました。
8月末にこのLectureは終了し南米やヨーロッパから勉強に来ていた仲間たちが自国に帰ってしまいました。わからないことを教えあい助け合った仲間がいなくなり本当に寂しくなってしまいました。そして9月からは本格的なフェローシップの始まりです。


八月最後の週末、「糖尿病性神経障害を考える会」(東京)に行ってきました。今から20年ほど前、我が国の糖尿病医療では神経障害がままこ扱いだった頃、世界ではMayoのDyck先生、PennsylvaniaのAsbury先生、LondonのThomas先生、MinnesotaのKennedy先生などの錚々たるneurologistが糖尿病神経障害の研究をすでに強力に推進していました。神経障害のために足を切断する糖尿病患者が米国だけで年間数万人にも達していたからです。実際のところ、我が国でも糖尿病患者の爆発的増加はその頃すでに始まっていたので、神経障害に関する糖尿病学と臨床神経学の交流が是非必要だと弘前大学の八木橋操六教授が声高に叫ばれて、この会が始められたのでした。
しかし、糖尿病専門医は神経現象にうとく、神経内科専門医は糖尿病自体の理解が浅薄という当たり前の現実に直面し、当初は互いの主張がもろにぶつかり合う険悪な雰囲気が生まれました。特に夕食後一杯やりながら進められるイブニングセミナーでは罵声さえ飛び交い、まるで国会乱闘さながら。参加者全員、予想外の修羅場出現に憔悴しきったものでした。しかし、数々の貴重な症例報告や討論を重ねるうちに参加者の相互理解が徐々に築かれ始め、両者共通のコンセンサスを基本にした神経障害診断基準が本会で作成され、病期分類も編まれて共同臨床研究が始まるなど大きな果実が実り始め、今では我が国の糖尿病神経障害医療における中核としての位置付けが定着しました。めでたしめでたし。
今年度は患者数は比較的少ないけれど、下肢や腕の麻痺が患者を苦しめる「運動神経障害」を話題の中心として、2日間ホットなディスカッションがくり広げられました。トリの特別講演は筋肉病学で有名な国立神経センターの埜中征哉先生でしたが、埜中先生「こんなに何でも云い合える熱い集まりがこの国にあるとは知らなかった、来年も是非参加したい!」とのご感想でした。埜中先生のお話は神経原性筋構造変化を中心に、現在関係なさっておられる宇宙での筋変化にも言及したユニークなものでした。写真左は多発神経障害の下肢筋萎縮の電気生理学的実態について講演中の小生、写真右は日本の宇宙ステーション「希望」における実験の模様をお話中の埜中先生です。


9月にはいり、ぐっと秋らしくなってきました。青森市近郊には、水田がひろがっていますが、稲の穂もすこーしいろづいてきています。実りの秋、食欲の秋、読書の秋、そして勉学の秋。ということで、机のうえにつみっぱなしになっている論文などせっせと読んで、まじめに勉強したいと思います。
