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第7回日本パーキンソン病・運動障害疾患コングレス

11月 15th, 2013

10月に東京で開催された第7回日本パーキンソン病・運動障害疾患コングレスに行ってきました。当科からは冨山先生(オープニングセミナー演者)、羽賀、上野先生(ポスター発表)、船水(イブニングビデオセッション演者)の4人で臨みました。
私は2日目の夜の出番だったので、当日の朝東京へ向かい、正午に会場入り。場所は京王プラザホテル、また立派な会場です。当日受付を済ませ、ビデオセッション縁者の旨を係りの人に伝えると・・・「ちょうど今○○先生(聞こえなかった)がスライドチェックされてるので一緒にチェックしてもらえますか」えー、マジか・・・でも断るわけには行かないので一緒にとぼとぼとついていき、演者控え室みたいな部屋へ。ドアをノックして中に入ると、あまり私のようなペーペーが話しかけちゃいけないんじゃないかと(私が勝手に)思うような非常にご高名な(後で知りましたが当会の世話人のU先生でした)先生にお会いし、一緒にスライドをチェックしてもらいました。緊張した~
その後ランチョンセミナーで昼飯確保。出番までヒマなのでポスターを見て回ったり口演を聞いたりして自分の出番を待ちました。そしてイブニングセミナー開始。
結婚式場みたいなデカイホールに円卓がびっしりと並んでおり、ステージが用意されています。大体150人くらいは入るのでしょうか。もっとかも。そこでフルコースのディナーを食べながら演目を聞く、といったランチョンセミナーのディナー版です。ディナチョン?ランチョンと違うのは酒が入ること。例年後のほうの発表ではコメンテーターの先生方に-OH基がまわり、場が荒れるそうです。私は4番目なのでまだいいほうか・・・
「大体普通に食べると2万円ぐらいするんですよ。それが吉井先生のお働きで6000円になりました!皆さんラッキーですね」U先生の先ほどお会いしたときとは打って変わったカジュアルトークで会場は和やかな雰囲気で始まりました。そして私の番・・・津軽弁が出ないように気をつけて発表したつもりですが、あとから聞いたらばっちり津軽弁だったみたいです。症例の簡単な説明をして、これはいったい何の病気でしょう?と当てさせるような流れ。母系遺伝、小児発症、緩除進行性のジストニアというキーワードから小児科の先生に見事ミトコンドリア病であることを見抜かれました。さすが。
発表終わったらあとは余裕です。フォアグラを食べながらウーロン茶を飲む飲む。大体10杯くらいは飲みました。そして約2時間半でお開き。すべて臨床症例なので私もこの疾患かなーあ、ぜんぜん違ったか。など考えながら聞くことができ楽しめました。
勉強になるので若い先生方も積極的に参加してもいい会だと思います。今度は自分後輩の発表を聞きながら優雅にご飯食べに行きたいです。後輩、いないけど。以上、船水でした。

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部長日記 2013. 7.16 Peripheral Nerve Society (PNS) その2

7月 25th, 2013

今年度PNS開催地サンマロはフランスの北海岸ブリタニー地方の古い城塞都市、1ブリタニー/ノルマンディーといえば、あの世界遺産モンサンミシェルに触れないわけにはいきません。当然のことながら、今学会でも4日目にモンサンミシェル見学の特別企画が用意され、小生も村上千恵子先生および東邦大学病院の藤岡教授と共に参加しました。実は小生にとってモンサンミシェル訪問は3回目、ある意味見慣れたところではありました。しかし、広大な干潟に囲まれたモンサンミシェルに近づくにつれ湧き上がるドキドキ感は今回も新鮮。2天に向かってそびえる要塞風の修道院の威容は人の一途な信仰の結晶として、心を揺さぶります(写真)。つづら折り石畳参道を登り詰めた大聖堂も素晴らしいけれど、その脇の中庭は下界をみおろす空中庭園(写真)、その極限の均整美には禅寺の美に通じるものを感じます。小生が初めて訪れた1980年には既に世界遺産に登録されていましたが、それもむべなるかな。大聖堂とは別に隠れたようにいくつも設置された暗いチャペルの片隅にたたずむと、キリスト教徒でなくとも超自然の絶対者と対話できるような張りつめた空気を感じ、愛憎の入り混じった汚れた心が涙で洗われるようでした。
 そして学会最終日のfarewell partyの翌日、村上Drはパリ経由で、小生はロンドン経由で東京に直行とあいなりました。小生にとっては第2の故郷ロンドンで黄昏のテームズの川風に吹かれたあと、次の目的地は東京。小生が10年間会長を務めてきた3第10回医師のための神経筋電気診断講習会があったのです。今回は全国から約100名をこえるDrが受講したほか、アジア諸国からも20名が参加し、英語と日本語が飛び交う講習会となりました。時差ボケもなんのその、村上Drは基礎コースの針筋電図実習を担当して大活躍(写真)。一方、小生はレクチャーだのnear-nerve recordingのハンズオン実習を指導しましたが、アジアからの受講者たちから欧米の同種の講習会よりレベルが高いと大好評をいただきました。小生はモンゴルの受講生から思わぬお土産を手渡され、大感激の講習会とあいなりました4(写真:隣は帝京の園生雅弘教授)。それにしても快い疲労に包まれた1週間でありました。

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部長日記 2013. 7.14 Peripheral Nerve Society その1

7月 22nd, 2013

 フランス英仏海峡沿いの街St.Maloで開かれた Peripheral Nerve Societyに村上(鈴木)千恵子Drと参加してきました。齢60を越すと海外の学会でも知人がめっきり減って寂しくなるものです。今回も事前にWuerzburgの旧友Klaus Toykaと準備していたコンサートが、Klausが学会直前に肩を痛めて緊急手術、St.Maloに来られなくなってしまいました。カリフォルニアから参加のRich LewisのヴァイオリンもKlausが用意することになっていたので、結局コンサートはお流れ。合奏は再来年QuebecでのPNSに持ち越しと相成りました。それでも今回の学会で久しぶりに盛り上がったのはAustin Sumner先生との再会でした。もちろんあのLewis-Sumner症候群のご本人で、ロンドンの恩師Gilliatt教室の先輩、彼も齢70を越しました。最近病気がちでしたが、1今回は奥さんご同伴での出席。Gilliatt教室の同僚Christian Krarupも交え、同窓会風の一枚をパチリ(写真1)。それにもう一人、地元フランスの重鎮Claude Vital先生の懐かしい顔もありました。Baba!と声をかけられ抱き合った後、ツーショットでパチリ(写真2)2。齢81歳とか。日本でDr. Sobueに招待されて名古屋大学講演に行ったなどと懐かしそうに話されたのですが、Dr. Sobueとはもちろん名大の2代前の祖父江逸郎教授のこと。昔々のお話でした。
 学会そのものは村上DrのDPN痛覚の発表がわが国からの数少ないポスター口演に選ばれ、彼女が大会場のひな壇に立ちました。3彼女の発表中小生は緊張しっぱなし、ご本人も「緊張!」とは言っていましたが、実際上堂々たる口演で、終了後は会場にいた日本人Drたちの祝福を受けていました。発表後は東邦大藤岡教授、防衛医大海田Drらも加わり名物のムール貝白ワイン蒸しとワインで乾杯。お1人さま鍋一杯のムールをペロリと平らげた村上Drでした4(写真3)

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部長日記 2013. 6.11 糖尿病学会総会、神経学会総会など

6月 15th, 2013

新年度5月の学会シーズン、今年当科の発表は中堅の先生方の活躍がとくに目立ちました。まず5月中旬熊本での糖尿病学会総会、糖尿病性神経障害のシンポジウムで村上(鈴木)千恵子先生が表皮内神経の電気刺激閾値と表皮内神経線維密度との対比を中心に話し、聴衆に大きなインパクトを与えました(写真)。彼女は当科で得た沢山の皮膚生検標本の病理学的分析と持ち前の電気生理技術を生かし、痛覚閾値上昇が神経線維密度低下と密接に相関することを見出しました。ドイツから参加したデュッセルドルフのツィーグラー教授、千恵子Drの英語スライドを熱心に見つめては沢山メモをしていました。
 さて、その2週後の神経学会総会では、学会英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceの記念シンポジウムが東大辻教授の司会で行われました。その第1巻1号の紙面を飾った西嶌春生Drがシンポジストとして演壇に立ち、症例報告が臨床神経学の基盤であることを主調として淡々とした口調で英語論文の大切さを訴えました。他に2人の著者が経験談を中心に話したのですが、穏やかだけれど揺るぎのない西嶌Drの明確なメッセージがダントツに光っていました。シンポジウム終了後、何人かの先生から「先生の所では若い立派なDrが育っていますね!うらやましい!」と祝福の言葉をかけられました。鼻高々の小生でした。冨山Drのl-dopa induced dyskinesiaの口演も沢山の質問で熱気ムンムン、最後に手を挙げた順天堂の服部教授が座長に時間切れを宣言され切り捨てられたのは見ものでした(笑)。みんなのそんな活躍で上機嫌の小生は、ランチョンセミナー講演をとてもリラックスして話すことが出来たのでした。

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部長日記 2012. 10.19 Neurodiab Meeting, Dresden

10月 26th, 2012

 おくればせながら、先月末から今月初めにかけて旧東ドイツのDresdenで開催された欧州糖尿病学会のサテライトシンポジウムNeurodiab の報告です。ドレスデンはバッハがマルシャンというフランス人オルガニストとの音楽試合に巻き込まれた街、長年バッハのカンタータを研究してきた小生には特別の思い入れある街でした。しかし、残念ながらドレスデン市街は第2次大戦で連合軍に徹底的に破壊され、バッハ関連旧跡はほとんど残っていません。地図を頼りに訪れたバッハ音楽試合会場あとには立派な銀行が立っていました。残念。それでも、復旧したフラウエン教会でオルガン演奏を聴けたので、よかったというべきか。

 さて、学会ではAomori-Hirosaki連合がそのパワーを発揮しました(写真:向かって左から馬場、八木橋、村上、上條、額田)。八木橋先生が病理の、馬場が運動徴候の、上條先生が炎症性疼痛の、そして村上千恵子先生が痛覚閾値のセクションで口演しました。それにアンギオパチーをしゃべった額田先生も我々の仲間、Aomori-Hirosakiマフィアの一員です。日本人は発表後の討論時に壇上でよく立ち往生し右往左往、失笑を買うことがあります。今回、英語での演説・討論が初体験の村上先生は大層不安だったと思います。しかし、スライドや原稿のブラッシュアップに直前まで余念なく、結果、檀上での演説はとても立派なものでした。フロアからの質問や質疑にもなんとも適切かつテキパキな受け答え。その度胸には小生舌を巻いた次第、緊張していたのは小生のみだったようです。まさに完ぺきな準備があったればこそ!の実践でした。そして最終日、飛行機の時間まで半日のエルベ川クルーズを楽しみ、心の洗濯をして無事帰りました。留守番の先生方、ご苦労様でした。

 以上、ご報告まで。

 

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部長日記 2012. 08.16 今年度前半の4ヶ月を振り返って

8月 24th, 2012

8月初旬久々にまとまった夏休みをいただいて,カンボジアのアンコール遺跡を丸4日間堪能してきました.アンコールワット(写真)やアンコールトムは想像していたとおり素晴らしく,夜明け前から楽しませていただきましたが,最終日に遭遇したクメールの精緻な手織り絹絣に心の底からびっくり.しかも,蚕がこのクメール地域から中国を経て日本に伝わったらしいこと,クメール伝統の絹絣技術が20世紀に絶えてしまったことを知り,二度びっくりでした.名高いタイ・シルクはクメールのシルク技術のコピーであることも始めて知りました.古代から繰り返されてきたこの地域の侵略や破壊が伝統技術を壊滅させたこと,日本人の想像を絶した過酷な歴史です.しかし,文化・伝統は強い意思なくしては簡単に失われること,心すべきなのかもしれません.最近とある大都市に講演に行ったとき,その町でなされた先駆的仕事を外から赴任してきた大ボスの先生がブルトーザーのようなパワーで消し去ろうとしたのだという話を聞きました.情けない話ですね.結局,書いたものは残り,現在まで伝わりました.書き残すことは重要です.書いてあればこそ残るからです.

 さて,今年度も三分の一が過ぎました.この間,昨年の新井先生に続いて西嶌,三木両君が専門医試験を一発で突破,めでたく神経専門医になりました.おめでとうございます!両先生の研修期間中のめざましい成果はこのホームページを飾ってきたところですが,イギリスのシステムにあてはめると神経専門医試験はMRCP(Member of the Royal Society of Physician)に相当します.英国では更なる上位学位FRCP(Fellow of the RCP)に向けてさらに数年の修練が必要です.お二人には臨床研究でもneuroscienceにおいても柔軟な想像力を存分に発揮して,更にこの分野を切り開いて行かんことを!また, 6月にダブリンの国際パーキンソン運動障害学会で上野先生の発表がベスト演題賞を受賞したこともおめでたいことでした.世界に向けた個人個人の発信がわが国の神経学や医学・医療の力を押し上げること,心したいと思います.気がついたら今年の残りもたった4ヶ月あまり.各人が各人の考えを世界に披露して共有する努力こそが大切とつくづく感じるこの頃です.

 

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部長日記 2012. 07. 07 Inflammatory Neuropathy Consortium, Rotterdam

7月 16th, 2012

オランダのロッテルダムで6月開催されたPeripheral Neuropathy Society(PNS)の分科会Inflammatory Neuropathy Consortium Rotterdam(INC)に西嶌春生先生と参加してきました.INCはPNSの本体meetingが無い年に持たれるGBS・CIDPなど炎症性ニューロパチーの学会です.以前は専門家だけの少人数の会だったのですが,いまは200名以上の研究者が最新情報を交換する中規模学会になり,日本からはGBS治療ガイドライン編纂委員長の近畿大楠教授,POEMS症候群の治療法開発を手がける千葉大桑原教授,それに小生など10数名の参加でした.またシンガポール大学で活躍中の結城伸康先生も加わり,日本人グループのactivityは欧米Drsにひけをとらないものでした.学会では西嶌先生がGBSの味覚障害について,小生がIVIg反応性CMT-X家系について発表し,ジョンスポプキンスのDavid Cornblath,デトロイトのRich Lewis,ホームグラウンドのPieter van Doon,MayoのBen Smith各Drsとのdiscussionがとても有意義でした.写真は質問者と討論中の西嶌Drです.懇親会,ロイヤル・ヨット倶楽部での一こまは,左からCornblath先生,桑原先生,馬場,西嶌,結城先生.

学会自体はランチボックスなど渡されて朝から晩まで会場に缶詰状態でしたが,最終日にはさすがに息抜きが欲しく,午後にブリューゲルの傑作「バベルの塔」を見るためにボイマンス美術館に行ったのですが,別部屋の15世紀ベニスの画家クリベリのテンペラ画「マグダラのマリア」の流し眼に圧倒され(写真),「やはり彼女はキリストとできていたのか!」などとよからぬ妄想を抱いてしまったところ天罰てきめん,翌日乗車したスキポール空港行きの特急列車に原因不明のパワートラブルが発生して2時間立ち往生,予定していたパリ経由帰国便に遅れて呆然.しかし,西嶌先生の心がけがよかったのか,マグダラのマリアには似ても似つかないぽっちゃり系KLMおばさんと配下のイケメン係官君が適度の押しであちこちとテキパキ交渉し,ほんのちょっぴりのエキストラで成田行きのKLM直行便に押し込んでくれたので,ブジ帰国.感謝感謝だったのでした.

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部長日記 2012.4.16 春到来: 新たなメンバーを迎えて

4月 19th, 2012

北国にもやっと春らしい明るい日々が巡ってきたこの4月,県病神経内科には神経専門医を目指す2名のDrが新たに加わりました.仙台からこられた鈴木千尋先生と,当院で初期研修を終えた鈴木聡子先生です.両Drとも“鈴木先生”ですのでちょっと混乱しそうですね.

鈴木聡子Drは旧姓“天間” Dr,昨年度当科での研修時にstreptococcus sanguis髄膜炎症例を神経地方会で発表するなど大活躍の後にめでたくゴールイン,鈴木聡子Drとなられました.この4月からしばらく外が浜中央病院勤務で県病を離れますが,神経専門医を目指して,当科での後期研修を並行してスタートします.当科の方はしばらくパートタイムになる分,専門医受験にはちょっと余分の年数がかかるかもしれませんが,総合医としての視点も身につけることは断然たる強みになるでしょう.聡子先生がんばってください.

 一方,鈴木千尋Drはすでに神経内科医としての道を歩み始めているかたです.東北大神経内科大学院中島一郎先生のもとでNMOの研究をなさり学位を取得され,今年度から呼吸器外科医のご主人と共に県病に来られたママDrです.ここ青森は知る人ぞ知るMSの濃厚発症地域,当科には毎年多くの新規発症MS患者さんが受診されますから,MS/NMO研究の最前線を経験なさった千尋先生には,社会的地域的にも新たな地平線の開拓が期待されています.仙台での大学院時代とは違い,当科ではみっちりと臨床のトレーニングをしていだだいて,お子さんの成長に負けないよう,ひと回りもふた回りも大きくなっていただきたいと思います.

さて,昨年度で三年の後期研修を無事終えた上野達哉Drと羽賀理恵Drは今年から晴れて神経内科スタッフになられました.また,西嶌春生Dr以下数名は大学院研究も佳境に入り,当科から世界に発信する情報は益々重要性を帯びてきました.県病は大学病院を凌ぐ臨床の宝庫,ここでの症例研究・臨床研究を世界に発信することは,世界の変革に直結します.県病神経内科スタッフ一同は今年度も個々の患者さんの診療を通して,日々新たな視点から脳卒中,神経難病などの神経疾患克服を目指し,地域医療に貢献します.関係者の皆様のご支援を心からお願い申し上げる次第です.

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部長日記2012.03.06  神経学会東北地方会

3月 9th, 2012

 春の日本神経学会地方会が仙台でありました.当科からは「IVIgが奏功したCMT兄弟例」と「Streptococcus sanguisによる髄膜炎の2例」の発表があり,前者は当科後期研修医の船水章央先生,後者は初期研修2年目の天間聡子先生が口演しました.事前にオーベンの先生方の緻密なチェックが入ったこともあって,スライドの出来はもちろん言葉も明快で,これらの症例が持つインパクトやメッセージ性が即座に理解できる100点満点の出来でした.船水DrのセッションではCMTに対するIVIg治療の根拠など根源的なディスカッションが沸騰し,座長から新しい内容を含んだ重要な発表と高く評価されました.これに関しては,欧米におけるIVIg治療の潮流について小生も追加発言させてもらいました.また,天間Drは学会発表デビュー戦でしたので,指導医の三木康生先生も待機するなど万全の態勢で望みましたが,そんな心配はまったく無用,抗生物質の使い方に関する質問などにも天間Dr自身が的確に答えるなど,まるで百戦錬磨の神経内科医のようでした.

終了後,船水天間両Drと小生の三人で記念写真を撮ってもらったのですが,手振れ軽減機能を越えたブレのため,ピンボケでした.残念.ただ,質問に答えている天間Drの堂々たる発表ぶりはきちんと映っていましたから,ここに掲載します.4なお,天間Drは新年度から神経内科医を目指して当科でneurologyの研修を始める予定です.若い力に期待しています.

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部長日記2012.02.21   つかの間の沖縄訪問

2月 23rd, 2012

 立春を過ぎて日差しが徐々に強まってはいるものの,青森では雪かきがまだ日常業務です。今朝も車に10cmの雪が積もり、雪下ろしをしてからの出勤でした。

 そんな中、新しい神経障害性疼痛治療薬DS5565のアジア地区開発会議のために沖縄に出かけ、束の間の春をちょっと体感してきました。この会,当初は台湾で開催とのお話でしたが、韓国や台湾のDrたちが沖縄での開催を希望したのだそうです。欧米とのグローバルプロジェクトの一環で、小生がアジア地区のとりまとめをしている関係上、アジアのDrたちに1時間ほど英語で神経学的evaluationのlectureと質疑応答をし、banquatでは高峰譲吉がアドレナリンを発見したときの逸話を交えて挨拶などさせてもらいました。家を出るときあたふたと放り込んだYシャツ、会議前に着替えようと鞄をあけたら半袖であることを発見し愕然としましたが、代替もなく、半袖で会議に出席しました。でも、ちっとも寒くありませんでしたよ。アドレナリンの話でアドレナリンが出すぎたせいかもしれません。写真11はホテルの窓から撮った沖縄の海です。たったの1泊は残念でしたが、ロンドンから来たDr. Meranteという方などは、朝に着いて会議に出、同日の那覇発最終便で羽田に飛び、そのまま深夜のフランクフルト行きで帰られました。いわばロンドン発の沖縄日帰り旅行のようなものです。一泊した小生なぞ文句を言ってはダメですね。

 青森に帰ってからすぐにむつ病院に車で診療応援に行ったのですが、途中猛烈なブリザードで、またアドレナリン噴出。2ブジに帰ってきたときはホッとしました。まことに春が待ち遠しいこの頃です。

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