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Archive for the ‘研究日記’ Category

総説論文がMovement Disorders誌に掲載され表紙を飾りました

9月 12th, 2018

私 (西嶌)、羽賀理恵、上野達哉、船水章央、今智矢の5人は、青森県立中央病院脳神経内科に勤務しながら社会人学生として弘前大学大学院医学研究科に入学、病院勤務のかたわら基礎実験または臨床研究にも取り組み、2014年~2017年にかけて5人全員が学位を取得しました。このうち私、上野達哉、船水章央の3人は、パーキンソン病モデル動物の神経細胞の形態変化に関する研究を行いました。先日、私たち3人の研究成果及び他の研究所からの関連する報告をまとめた総説論文がMovement Disorders誌に掲載されました。Motor Complications in Parkinson’s Diseaseという特集の一部になっており、パーキンソン病研究の大御所の先生方の総説に並んで掲載されており、大変光栄に思いました。また、論文中で使用した神経細胞の図が、雑誌の表紙に採用されました。内容も、見た目の美しさも、注目に値するような研究であると認められた気がして、とても嬉しく思っています。

 

臨床だけでなく基礎研究にも取り組むことができたのはとても貴重な経験で、研究期間中にご協力いただいた脳神経内科スタッフの皆様に大変感謝しています。有難うございました。

 

(西嶌春生)

 

 

論文:

著者:Nishijima H, Ueno T, Funamizu Y, Ueno S, Tomiyama M.

題名:Levodopa treatment and dendritic spine pathology.

雑誌:Movement Disorders

巻号ページ掲載年:33: 877-888, 2018

 

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第54回脊髄・末梢神経・筋疾患懇話会

8月 31st, 2018

8月24日 脊髄 末梢神経 筋疾患懇話会が開催されました。この会は、整形外科と神経内科合同の会です。当科からは一般演題として、研修医の中村先生に 脊柱管狭窄症による神経根障害で持続性高CK血症を示した症例 という演題を発表してもらいました。今回がはじめての発表ということでしたが、大変おちついて発表していました。特別講演には、国立病院機構新潟病院の中島孝先生をお招きし、HALの最新のおはなし これからの展望などについてご講演いただきました。動画をたくさんみせていただきましたが、HALを使用したリハビリの効果に大変おどろきました。

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第15回神経筋診断セミナー

8月 27th, 2018

西日本豪雨のさなかの7月7日、8日に第15回神経筋診断セミナーが東京で開催されました。今年も、当神経内科からは馬場、村上が講師として参加しました。青森から東京までいくのは、特に問題は

 

ありませんでしたが、西日本からの参加者や講師の先生がたは、交通機関が乱れる中、苦労してなんとか東京までたどりついた方も多かったようです。私は、ここ数年、講師として参加させていただいておりますが、教えることで自分の知識の確認になりますし、ほかの先生が教えているのを見るのもとても勉強になり 学ぶところの多い会だと思っています。今年は2年ぶりに海外からの参加も再開されたり、懇親会では馬場先生のリコーダー演奏もあったりで、賑やかな感じでした。

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動画で学ぶ神経症候研究会

7月 1st, 2018

岐阜大学の下畑享良先生をお招きし 動画で学ぶ神経症候研究会が開催されました。毎回この研究会は、動画の一般演題をだすのに苦労しますが、今年は、上野先生が下向き眼振を主徴としたSCDの演題を発表してくれました。

特別講演におこしいただいた下畑先生は業界の著名ブロガーであり、下畑先生のブログを愛読している私としては、講演を大変楽しみにしておりました。期待にたがわぬご講演で、PSP/CBDのお話を大変わかりやすくしていただきました。

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第59回日本神経学会総会

6月 8th, 2018

札幌で日本神経学会総会が開催されました。5月の札幌、すこし肌寒いくらいの気候でした。会期は4日間でちょっと長めです。当科からは、口演1、ポスター発表4、ランチョンセミナー1、ハンズオン講師1とそれぞれ各自の持ち場ではたらいてきました。さらに、当科の初期研修医2名と、引地先生でチームをくみ、H-1レジデントクリニカルトーナメントにも「チーム青森」として参加しました。残念ながら予選敗退となってしまいましたが、来年以降の活躍に期待したいと思います。今年参加してくれた初期研修医のN君、Iさん、来年以降の当科への参入を期待していますよ。

会場をぶらぶら歩いていたら、全然しらない先生によびとめられ、「学生のとき先生にお世話になりました」と挨拶されました。いまは、山形で神経内科医をされているとのこと、私のことなんか覚えていてくれて、声をかけてくれるなんてうれしいなあ と思ったことでした。微力ながら、東北地方の神経内科医増員に貢献することができたのかしらとちょっとうれしく思いました。

さて 今年は当科の期待の新人 引地先生の総会デビューとなりました。しっかり勉強もしてましたし、練習もばっちり。立派な発表でした。これから ばんばん発表してもらいますよ。来年以降もがんばっていきましょう。(村上=鈴木)

以下引地先生の感想です。

後期研修医1年目の引地です。先日、札幌で開催された神経学会総会で、個人的には初となるポスター発表を終えてきました。神経免疫領域ではtopicである抗MOG抗体について当科で経験した症例をケースシリーズとしてまとめたものです。当日は、自分が参照に使わせていただいたreview等を執筆されている先生方が目の前で聞いておられたため、心臓が2つほど飛び出しそうな勢いで緊張しました。日常診療と並行した学会準備は大変でしたが、学会準備で得た知識が日常診療でも応用できたりと、大変ではあるが大事なことだと実感しました。今回まとめたことが医学的にどれくらい意味のあるものかは、まだ想像できませんが、地方で得た少数のデータから得られる知見もあると信じて、次の学会にも胸を膨らませています。

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第101回日本神経学会東北地方会

4月 4th, 2018

3月10日 仙台で神経学会東北地方会が開催されました。当科からは2つの演題の発表があり、ともに推薦演題に選ばれました。おめでとうございます。

新井陽 ほか:globular glial tauopathyの一剖検例

上野達哉 ほか:慢性髄膜炎で発症した神経サルコイドーシスの1例

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第35回神経治療学会

12月 31st, 2017

大宮で開催された神経治療学会に参加してきました。かれこれ15年以上神経治療学会員である私ですが、実は学会に出席したのははじめてです。神経学会総会よりこじんまりしていて、かつ神経内科の様々な分野の先生が集まっており、なかなかおもしろく勉強になる学会でした。

当科からは私 村上(鈴木)が、難治性ニューロパチーの新規治療というシンポジウムで糖尿病性ニューロパチーの発表を、冨山部長がランチョンセミナーでパーキンソン病の発表を行いました。

私に与えられたテーマは、糖尿病性ニューロパチーの新規治療ということでしたが、この疾患には近年あまりめだった成果がなく、新規治療といってもなかなか難しく、かなり苦労して発表を準備していきました。本シンポジウムのほかのテーマは、POEMS, アミロイドニューロパチー、ファブリー病ということで、新規治療の話題満載の疾患にまじっての発表です。演者の皆様も錚々たるメンバーで 私なんかがまじっていてよいのだろうかといった気持ちになりました。学会初日の一番はじめのプログラムで、かなり緊張しつつ発表をおえました。終了後はその日一日のエネルギーを使い果たした感じで、ぐったり疲れました。発表の反省としては、後半ややまとまりに欠いてしまったような気がします。次回への課題にしたいと思います。

今回、シンポジウムの発表ということで、学会前日に開催される会長招宴というものにもお招きいただきました。せっかくだし、こんな会に出席できるなんで2度とないかもしれないので出席してきました。学会にいく前に、経験豊富そうな冨山先生に、「会長招宴というのはどういう会なんですか?」と聞いてみたところ、「着席で食事をするだけだけど、名刺だけは忘れず持っていけ」 というアドバイスをうけました。なるほど名刺かと思って名刺をたくさんもっていきましたが、私にとっては、ほぼ皆様初対面の先生ばかりでしたので名刺が大活躍でした。さすが冨山先生 大変適切なアドバイスでした。

会場前方のお席には、神経学会の錚々たるメンバーの先生方が着席されており、つぎつぎ偉い先生がご挨拶をしておられます。個人的には「神経症候学」の平山恵造先生がものすごくお元気でびっくりいたしました。私は会場の末席のテーブルにつかせていただきましたが、周囲に知っている先生はまったくおらず、かなり人見知りな私としては、大変緊張する会でしたが、一緒にテーブルについた先生方が きさくにいろいろ話しかけていただき、なんとか2時間無事過ごすことができました。隣の先生はパーキンソン病がご専門の先生で、冨山先生の話題で結構もりあがってしまいました。ここでも冨山先生の威力を感じた次第です。しかし、きちんとした大人は、こういう席でなごやかに歓談できないとだめですね。これも来年以降の課題としたいです。

大宮には初めて行きましたが、川越がすぐ近くであったので、ちょっとよってきました。こじんまりとしたとてもよい街でした。(村上=鈴木)

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第11回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス(MDSJ)

11月 24th, 2017

2017年10月26日(木曜日)から28日(土曜日)にかけて東京都品川プリンスホテルで開催された第11回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス(MDSJ)に参加して参りました。当科からは上野達哉先生が「パーキンソン病患者の自動車運転事故の予測因子」、今智矢先生が「衝動制御障害を発症するパーキンソン病患者の特徴:後方視縦断的コホート研究、」、そして不肖私が「Shy-Drager症候群再考」の3演題を発表しました。また本学会の実行委員である冨山部長がDAT scanのPlenary lectureの座長を務めました。これらの活動を通じて本学会においての当科の存在意義を十分発揮できたものと思います。

最後に学会に参加しての感想を少々。どうしても、患者数、治療薬の種類、効果などから本学会がパーキンソン病関連の講演、演題に偏ってしまいがちなのが残念なところですが、個人的にはジストニアについての講演や、普段考えることもないATP1A3関連疾患についての講演が心に残りました。

また、ことしはJames Parkinson先生がパーキンソン病の原著とも言うべき「AN ESSAY on the SHAKING PALSY 」を著してからちょうど200年目の記念の年になります。本学会でも何か関連した講演が行われるかと期待していたのですが、特に何もなく(パーキンソン病の歴史的事項はこの学会に来る人にとっては基本だから取り上げるまでもない?)少し残念な気もしました。

来年は本学会が開催しているPD(パーキンソン病)ナース研修会が冨山部長をオーガナイザーに開催されることになりました。まだ詳細は未定ですが、神経難病の治療には今後ますます他職種連携が必要になっていくので、その点でも重要な会になると思います。

 

写真は聴衆を前に舞い上がっている小生

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船水先生 学位取得 おめでとうございます!

10月 25th, 2017

この度、弘前大学医学部大学院を無事卒業させていただきました。

オーベンの冨山先生をはじめ、主査を務めていただきました弘前大学脳神経病理学講座 教授の若林孝一先生、分子病態病理学講座八木橋操六、水上浩哉両教授、当医局の皆様、たくさんの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。この場をお借りして深く御礼申し上げます。

 

私は初期研修終了後の医師3年目から当病院で働かせていただいていますが、当病院は大学との連携が密であり社会人入学という形で臨床をしながら基礎研究もやらせていただくことができ、臨床と基礎、両方面の経験を同時に積ませていただきました。研究テーマはパーキンソン病患者にみられるドパミン調節異常症候群と側坐核についての関係についてであり、実際患者にみられる神経徴候と神経生理学的な脳神経細胞の可塑的変化について非常に理解を深められた貴重な経験でした。今後も大学院研究の経験を生かし臨床医として頑張っていきたいと思います。(船水)

 

※卒業論文

Morphological dendritic spine changes of medium spiny neurons in the nucleus accumbens in 6-hydroxydopamine-lesioned rats treated with levodopa

Neurosci Res. 2017 Aug

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第22回日本神経感染症学会

10月 18th, 2017

2017年10月13-14日に北九州国際会議場で行われた第22回日本神経感染症学会総会・学術大会へ参加してきました。本学会は全国学会ですが、若手の先生の発表も多く見られる学会です。今回は私が指導していた初期研修医1年目の出崎先生に研修中に経験した症例を発表していただきました(人生初の学会発表です!)。学会2日目の発表でしたので、1日目は症例報告などを中心に聞いていて、自分の発表の質問でも、あれやこれが聞かれそうかなと色々とメモされていました。2日目の自身の発表では、歯切れもよく、聞き取りやすく緊張も感じられない発表で、質問にも答えることができ、無事に人生初の発表を終えることができました。

 

私自信が初期研修医であった頃は学会発表をしたことがありませんでしたが、1年目の研修医の先生ですので、まだいろいろと慣れない時期で、ほかの科へローテートもしながらの学会発表の準備は大変であったかと思います。自分で経験した症例をまとめることでさらに臨床能力も向上し、目の前の患者さんへ還元することができると思います。これからも積極的に研修に参加していただきたいと思います。

 

2年目もお待ちしています。お疲れ様でした。

 

上野

 

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